Cafédirectは、1989年の国際コーヒー価格暴落で打撃を受けた小農のために、1991年にOxfam・Traidcraft・Equal Exchange・Twin Tradingという4団体が立ち上げた英国のオルタナティブ貿易組織だ。掲げたのは単純な目的——「コーヒー・カカオ・茶の生産者に、購入価格のより大きな取り分を」。1994年には世界で初めてロースト&グラウンドのコーヒーにフェアトレード・マークを付け、2004年には4,500人の個人投資家を募るクラウド型の株式公開(クラウドファンディング以前のクラウドファンディング)を行い、市民と生産者を株主に迎えた。2009年には農民自身が運営する慈善団体Producers Direct(ケニア・ウガンダ・タンザニア・ペルーの『Centres of Excellence』)を設立。2018年、英国で初めてB Corp認証を受けたコーヒー会社となった。独自の『Gold Standard』のもと、利益の3分の1〜最大半分をProducers Directへ寄付し(30年で生産者へ£30M超、Producers Directへ£6M超)、フェアトレード最低価格+プレミアムを支払う。FY24は赤字£1.2M(FY23は£1.7M)と財務は厳しいが、第4四半期は黒字で、FY25は売上£26M超・損失縮小を見込む。
●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
Cafédirect plcは利益の最大半分を、コーヒー小農のもとへ戻す。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q2時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
ウガンダのMpanga Growers' Tea Factoryに集う782の小農。フェアトレード以前は価格変動の高いリスクを生産者が一身に負っていた。フェアトレード認証とCafédirectとの10年に及ぶ協働を通じ、プレミアム資金で進入路や包装機、トイレを整え、食品安全・ハザード分析の研修で安全と生産性を高め、デジタル秤が取引の透明性と支払いの速さをもたらした。価格の保証が、生産者に作物を持続可能に育て品質を上げる余白を与える。出典の性質:独立NGO連携+企業開示。
出典の性質:Cafédirect / Fairtrade Foundation / P2 独立(NGO partnerships)/自社開示/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- 1994年に世界で初めてロースト&グラウンドのコーヒーにフェアトレード・マークを付け、2018年に英国初のコーヒー会社B Corpとなった。Gold Standardのもと利益の3分の1〜最大半分を農民主導の慈善Producers Directへ寄付し、30年で生産者に£30M超、Producers Directに£6M超を投じた。P1 第三者認証(B Corp/Fairtrade) / B Lab / Fairtrade Foundation
- FY24にフェアトレード・プレミアム、有機差額、Producers Direct寄付を通じて生産者とコミュニティに£1.2Mを投資(うちProducers Directへ£100,000)。フェアトレード最低価格$1.40/lb+プレミアム$0.20/lbを保証。P4 自社開示(財務諸表) / Cafédirect plc Annual Report
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- 財務難(FY24赤字£1.2M
- 配当可能準備金なし/ただし破綻・管財には至っておらず黒字四半期あり)
- 利益分配計算式の継続性
- 効果の独立検証
- 2024年にGold Standardを12の実行イニシアチブとして再launch。生活所得参照価格モデルの業界普及、EU森林破壊防止規則(EUDR)対応支援。
問い直しの視点
中核の+は小農の所得・コミュニティ(人)と有機・気候(自然)で、フェアトレードの先駆としての長い実績とB Corp・Producers Directという独立/半独立の裏づけがある。一方、近年は赤字が続き財務的に厳しく、利益分配の計算式も損失局面で修正されている(破綻には至らず、監視レベル)。市場シェアは限定的で、効果の独立した定量検証は途上。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。