東求田(동구밭、Donggubat)は、「石鹸を作るために発達障害者を雇うのではなく、雇うために石鹸を作る」という逆転の発想に立つ韓国のソーシャルベンチャーだ。2014/15年、世の中を変えたいと願う大学生4人が、社会性を育む畑(텃밭、村はずれの小さな畑=社名の由来)づくりを発達障害者と始め、2017年に天然CP(コールドプレス)固形石鹸・コスメの製造へと事業を移した。化学界面活性剤を使わず、植物由来・動物実験なし(仏EVE VEGAN認証)。中核の指標は雇用そのもので、月の売上が約325〜400万ウォン増えるごとに発達障害者を1人追加で雇うと約束し、全社員の50%超を発達障害の社員にすることを目標に掲げる。入社した発達障害の社員の中途退職者はゼロ。年商は60億ウォン規模に達し、ホテル(ウォーカーヒル)への納品や4カ国への輸出も実現した。固形石鹸は使い捨てプラスチックの削減にもつながる(1個あたり16.2gのプラを置き換える)。すでにBLJのDBに載るベアベターに着想を得たB2B型の雇用モデルでもある。
●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
東求田(동구밭/Donggubat)は石鹸を作るために、発達障害者を雇う。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q2時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
発達障害のある人は、平均しておよそ1.4人しか友人がおらず、その多くも同じ発達障害の友人で、親を除けば障害のない人と出会った経験がほとんどないという。東求田で2年働くある社員は、仕事も楽しいが何より友人ができたことがうれしいと語る。月の売上が約325〜400万ウォン増えるごとに発達障害者を1人雇うという約束のもと、全社員の半数超が発達障害の社員で、入社した彼らの中途退職者はゼロ。雇用が、自立と社会とのつながりに変わる。出典の性質:査読ケース研究(Korea Business Review 2021)+主要メディア。
出典の性質:Korea Business Review (2021) / 한겨레 서울& / P1 査読ケース研究/主要メディア/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- 発達障害者の雇用問題に対するソーシャルベンチャーの有効な解として、Korea Business Review(2021)が東求田を学術的にケース分析した。行幸ナヌム財団のインパクト投資(2015)、KAIST青年創業投資、SOPOONGの出資など、複数の独立した出資・支援も受けている。P1 査読研究(学術)/インパクト投資 / Korea Business Review / 行幸ナヌム財団・KAIST・SOPOONG
- 化学界面活性剤を使わない天然CP(コールドプレス)製法で、植物由来・動物性原料なし・動物実験反対(仏EVE VEGAN認証)。固形石鹸は使い捨てプラスチックを置き換え、1個あたり16.2gのプラ削減につながる。P4 自社開示 / 東求田
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- 雇用の質を測る指標・モデルの整備(本人たちが課題として認識)
- 規模拡大
- 外部営業に頼らず自生できる安定化、別の障害のある社員を雇える新事業、ロクシタン/ラッシュのような韓国を代表する持続可能ブランド化。
問い直しの視点
中核の+は発達障害者の雇用・自立・社会統合(人)で、査読を経たケース研究(Korea Business Review 2021)・主要韓国メディア・名のあるインパクト投資家(行幸ナヌム財団、KAIST、SOPOONG)という独立の裏づけがある。一方、規模は中小で、雇用の質の長期的な指標化は本人たちも課題として挙げる。プラ削減・ヴィーガンは+作用として確かだが副次的。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。