Finisterreは、会議室ではなく、コーンウォール・セント・アグネスのサーフショップの上の工房で生まれた。2003年、トム・ケイ(Tom Kay)が、冷たい北大西洋でサーフィンする者のための、機能的で倫理的な服がないという不満から創業。最初の一着のフリースから、海の前後に着る一連の衣類へと広がった。掲げるのはProduct(製品)・Environment(環境)・People(人)の3つの founding commitment。素材の91%が有機・再生・天然で、撥水加工はフッ素フリー。海洋プラスチックから作るRepreve Ocean、コーンウォールのWaterhaulと組んだ廃漁具由来のサングラス、製品の素材と工程の出所をたどれる『i-spy』トレーサビリティ、メリノの完全トレーサビリティ(ミュールジングなし)など、海を守る素材と循環に踏み込む。2018年1月、欧州のアウトドア/サーフブランドとして初めてB Corp認証を取得し、その後スコアを25%伸ばして再認証(116.3)。海へのアクセスの壁を取り除くFinisterre Foundationも持つ。
●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
Finisterreは冷たい海から生まれた、長く使うためのサーフウェア。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q2時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
海に捨てられた漁網やプラスチック——海洋汚染の重い一因。Finisterreはそれを素材として拾い直す。海洋由来プラスチックを断熱材にしたRepreve Ocean、コーンウォールのWaterhaulと組んだ廃漁具由来のサングラス。メリノは豪州から完全なトレーサビリティ・レポート付きで調達し、ミュールジング(羊への苦痛を伴う処置)を受けていないことを確認する。素材の91%が有機・再生・天然で、撥水はフッ素フリー。海を汚していたものが、長く使える一着と、海そのものへの配慮に変わる。環境を主体に置いたN1(出典:独立メディア+認証)。
出典の性質:Wikipedia / zerobees / Waterhaul / P2 独立メディア/第三者認証/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- 2018年1月、欧州のサーフ/アウトドア・アパレルとして初めてB Corp認証を取得(Wavelength等が報道)。その後スコアを25%伸ばして再認証し、B Impactスコアは116.3(中央値50.9)。Product・Environment・Peopleの3つの創業コミットメントを掲げる。P1 第三者認証(B Corp) / B Lab / Wavelength
- 製品素材の91%が有機・再生・天然。撥水加工はフッ素フリー。2020年比でScope1・2排出を28%削減し、ほぼ全拠点を再エネ電力化。素材と工程の出所をたどれる『i-spy』トレーサビリティを公開。回収・修理プログラム(Reskinned)も運用。P3 専門メディア/自社開示 / zerobees / Finisterre
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- 2015年の中国への生産移管(人権・労働の論点/同社は炭素根拠で擁護)
- 所有移管(三菱商事ファッション→2025年ワールド/ブランドは存続)
- 供給網フットプリントの独立検証
- 再生ネオプレンのウェットスーツ開発、回収・修理(Reskinned)の店頭ドロップオフ拡大、米国市場での展開を進める。
問い直しの視点
中核の+は海洋・環境(自然)で、欧州初のサーフ系B Corp・再認証という独立の裏づけがある。一方、アパレルは規模に比して環境フットプリント(特に供給網・素材)を伴い、価格帯は相対的に余裕のある消費者向け。2015年に生産の多くを中国へ移したことを「炭素フットプリントと小企業の成長」を理由に擁護した経緯は監視に置く。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。