Jusoor(ジュスール、アラビア語で「橋」)は、2011年ごろにシリア人ディアスポラが立ち上げた国際NGOだ。内戦で教育を絶たれたシリアの子どもたち——レバノンでは就学年齢のシリア難民の子の30%が一度も学校に通ったことがない——に、学びの橋をかける。Beirutやベカー高原の学習センターで、シリアの子(と脆弱なレバノンの子)に基礎教育と心理社会的支援を提供し、できる限り正規のレバノン校へ編入できるよう橋渡しする(Brevet Bridging the Gap等)。さらに、才能あるシリアの若者を国際大学へ送る奨学金(700人超、旗艦の『100 Syrian Women, 10,000 Syrian Lives』)や、若者の起業支援も行う。これまでレバノンの学校で3,412人の子と490人の大学生を教育し、難民75人を教師として雇用、いまは年約2,000人(75%が難民、女子51%)に届き、総ネットワークは13万人を超える。運営は難民自身が担い、国際的なリーダーシップが資金を支える。
●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
Jusoorはシリア難民の子に、学びという橋を。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q3時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
内戦で家を追われ、レバノンで難民として生まれた双子Aleen/Aseel——就学年齢のシリア難民の30%が一度も学校に通えない中で(before)、Jusoorの学習センターに希望を見つけた。母Shifaaはかつて教師を夢見た元大学生で、Jusoorは彼女を教師として雇い、娘たちには質の高い教育を与えた(after)。Aseelは教師を、Aleenは絵描きを夢見る。「Jusoorは仕事だけでなく、娘たちの命綱をくれた」とShifaaは言う。
出典の性質:Jusoor / P1 一次/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- 2011/2012年、シリア人ディアスポラが設立した国際NGO。レバノンのBeirut/Bekaaの学習センターで難民の子に基礎教育+心理社会的支援を提供し正規校へ橋渡し(Generation Hope for Syria)。年約2,000人・75%が難民。難民主導で運営。P2 独立(IRC/RESCUE) / International Rescue Committee(RESCUE)
- 累計3,412人の子+490人の大学生を教育、難民75人を教師に雇用。大学奨学金は700人超を国際大学へ(『100 Syrian Women, 10,000 Syrian Lives』)、若者起業は2019に500人超訓練・$150k出資。総ネットワーク13万人超。ただし危機規模に対し小・助成依存。P2 独立(第三者) / Circle MENA/Jusoor(GuideStar)
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- 数十万のシリア難民児という危機規模に対し到達はなお小さい。教育アクセス/編入は追跡するが長期の学習・人生成果の厳密測定は限定的。助成依存。
- 危機規模に対する到達拡大、編入後の学習・進学・就労の長期アウトカム測定、レバノン経済危機下での資金持続、シリア帰還/再建期への接続。
問い直しの視点
+は、内戦で最も傷つきやすい立場に置かれたシリア難民の子ども・若者への、教育アクセスと心理社会的支援、正規校への編入、大学奨学金という作用(人)で、難民自身が運営し、正規教育への統合を重視し、13万人超のネットワーク・700人超の奨学金・難民75人の教師雇用・女子51%という広がりと公正がある。留保は、数十万のシリア難民児という危機の規模に対し到達はなお小さいこと、教育アクセスと編入は追跡されるが学習・人生の長期成果の厳密な測定は限定的なこと、助成金に依存すること。極めて脆弱な保護対象への genuine な+を重く見てB/中とする。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。