カタリバは、『どんな環境に生まれ育った10代も、未来をつくりだす意欲と創造性を育める社会』を掲げ、2001年から活動する教育NPOだ。慶應大在学中の今村久美らが立ち上げ、親や教師(タテ)でも友だち(ヨコ)でもない、少し年上の先輩との『ナナメの関係』を通じて、10代の内発性を引き出す。高校生のキャリア・探究学習『カタリ場』『マイプロジェクト』から始まり、東日本大震災の後は被災地に放課後学校『コラボ・スクール』を開き、コロナ以降は困窮世帯やヤングケアラー、不登校、外国ルーツの子どもへオンラインで伴走してきた。経常収益は15億円を超え、職員は約150名。目に見えない『きっかけ格差』を、自己責任論で片づけず、親と学校に丸投げもせず、社会全体で埋めようとする。日本財団や文科省、自治体と連携し、カタリバ研究所で自らの価値を実証的に検証する姿勢も持つ。
●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
認定NPO法人カタリバは「ナナメの関係」で、すべての10代に意欲と創造性を。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q3時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
経済的困窮やヤングケアラー、不登校といった事情で、学びや将来の希望から遠ざかっていた10代——これがbefore。カタリバのオンライン伴走や居場所を通じて、学びの機会と『心の安心安全基地』を得て、前に進む土台を得た(after)。受益は集団として現れる:ある年、困窮世帯の子ども422人と保護者359人にオンライン伴走を届け、不登校の小中高生195人を学びの機会につなぎ保護者172人に寄り添った。
出典の性質:認定NPO法人カタリバ / P1 一次(自己申告)/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- 2001年設立(2013認定NPO)。『ナナメの関係』で10代の意欲と創造性を育む。カタリ場・マイプロジェクト、被災地放課後学校コラボ・スクール(女川向学館・大槌臨学舎)、困窮/不登校/ヤングケアラー/外国ルーツへのオンライン伴走、みんなのルールメイキング(校則見直し108校37,082人)。経常収益15億円超・職員約150名。P2 独立(百科) / Wikipedia(NPOカタリバ)
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- 実績は到達人数中心でアウトカム測定が難しい。寄付・助成依存。
- アウトカム(学力・自己肯定感・進路)の実証の深化、不登校政策ラボ等での自治体横展開、財源の安定化、支援の質の担保。
問い直しの視点
+は、10代——とりわけ被災地・困窮世帯・不登校・ヤングケアラー・外国ルーツなど不利を抱える子ども——への教育機会と居場所、意欲と創造性(人)で、20年超の活動、認定NPOとしての位置、日本財団・文科省・自治体との連携、カタリバ研究所の実証研究という裏づけがある。留保として、公表される実績が『到達人数』中心で、教育介入のアウトカム(その後の人生への効果)を厳密に測るのは本質的に難しいこと、寄付・助成への依存。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。