Nilusは、見た目や包装の難、賞味期限間近などの理由で捨てられる食品を生産者・小売から仕入れ、市場価格の30〜50%で、スープキッチンや低所得地域の小さな店に届けるアルゼンチン発のフードテックだ。2017〜2018年にAdy Beitlerらが始めた。中南米では食品寄付が税制インセンティブに乏しく続かないため、Nilusは「寄付」ではなく「買って安く売る」市場型に組み替えて持続性を確保した。配送はドライバーをクラウドソースし、共同購入の網は主に女性の地域リーダーが手数料を得ながら運営する。アルゼンチン・メキシコ・プエルトリコで動き、累計300万食超を20万人超に届けてきた。食品ロスを減らしつつ「食の砂漠」に住む人々に手頃で健康的な食品を届けることが狙いだ。Google Impact Challenge(アルゼンチン)優勝、South Summit中南米版優勝、Harvard Innovation Lab出身で、Nestléなどが支援する。
B
NARRATIVE VALUE
たしかさ
●●○ 中
●●○ 中
ABCDEFG
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
判定時点:2026-Q2ステータス:現役顧客類型:B2B(コミュニティキッチン・小店)+B2C(低所得世帯)天井理由:確定−なし
推移2026-Q2B履歴は四半期ごとに増えます
Nilusは捨てられる食品を、低所得層の食卓へ。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q2時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
地域リーダーのファビアナは、Nilusの食材で自分のコミュニティのために料理をする。「人に愛を注ぐことは人生で最も素晴らしいこと」と彼女は言い、一食ごとに愛を手渡し、暮らしを変えていく。オレンジ農家のパブロは、規格外でも食べられる果実をNilus経由で売り、食品ロスと貧困への闘いに加わりながら家計の足しを得ている。
出典の性質:Nilus(公式) / P3 自社開示(地域リーダー紹介)/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- Nilusは捨てられる食品を市場価格の30〜50%でスープキッチンや低所得地域の小店に届け、アルゼンチン・メキシコ・プエルトリコで累計300万食超を20万人超に届けてきた。寄付に頼らず「買って安く売る」市場型にしたことで、税制インセンティブの乏しい地域でも続く。Google Impact Challenge(アルゼンチン)優勝、South Summit中南米版優勝、Mohammed Bin Rashidイニシアチブのグローバル・チェンジメーカーに選ばれた。P2 独立評価(Google/South Summit/MBR) / Siemens Stiftung / Cayman Compass
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
監視中(未確定のため評価に入れていない事項)
- 配食数・到達人数・栄養改善の独立検証(自社報告中心)。
これから(評価には含めない)
- 機械学習による配送最適化と栄養バランスの良いボックス設計、中南米各国への拡大。
問い直しの視点
中核の+は、低所得層への手頃で健康的な食品アクセスと地域女性リーダーの所得(人)、食品ロス削減による環境負荷の低減(自然)で、Google・South Summit・MBRイニシアチブという独立の裏づけがある。一方、配食数・到達人数は自社報告が中心で、栄養面の改善の独立検証はこれから。「インパクト・ユニコーン」を掲げる成長志向が、社会的核とどう両立するかも注視。
出典
+N1Nilus(公式)|地域リーダーFabianaがNilusの食材で地域に料理を届け、農家Pabloが規格外果実を売って所得を得る|2024|🔗
+作用Siemens Stiftung / Cayman Compass|累計300万食超を20万人超に・市場価格の30〜50%・Google Impact Challenge優勝・South Summit優勝|2023-05-31|🔗
この評価の読み方
A 独立検証された+があり、確定した−が無い
B +に寄る。独立の裏づけがある
C 混在。確定−が上限を作る/未検証が多い
D 重大な確定−が上限を作る
E 深刻な−が組織の中心に及ぶ
F 深刻・体系的で救いの+が乏しい
G 極限的な事例のみ
評価の対象外 中核の目的が違法な主体
判定保留 +−とも独立材料が乏しい
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。