Saathiは、バナナの繊維から作る、土に還る生理用ナプキンを手がけるインドの社会的企業だ。2015年、MITとNirma大学を出たクリスティン・カゲツ、タルン・ボトラ、アムリタ・サイガル、グレース・ケインがアフマダーバードで創業した。インドでは月経はいまも根強いタブーで、適切な生理用品にアクセスできない女性が多く、生理が始まると学校を離れる少女も少なくない。Saathiのナプキンは、収穫後に捨てられるバナナの茎の繊維(水の使用が綿の六分の一、無農薬)から作られ、使用後は6か月で分解する――プラスチック製ナプキンの1200倍の速さだ。バナナ茎を地元農家から買って追加の所得を生み、周縁コミュニティの女性150人超を工場で雇い、製品は都市ではプレミアム価格で、農村ではNGOと組んで補助価格や無償で届ける「循環経済」の設計になっている。これまでに25万人を超える女性に届いた。共同創業者カゲツは2022年のWaislitz Global Citizen Award($100,000)を受け、UNESCOにも取り上げられた。
B
NARRATIVE VALUE
たしかさ
●●○ 中
●●○ 中
ABCDEFG
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
判定時点:2026-Q2ステータス:現役顧客類型:B2C/NGO連携天井理由:確定−なし
推移2026-Q2B履歴は四半期ごとに増えます
Saathiはバナナ繊維の、土に還る生理用ナプキン。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q2時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
共同創業者アムリタ・サイガルの祖母パールヴァティ・アイヤルは、1950年代の南インドで、月経のたびに一週間、家の外の小屋で眠らねばならなかった。その間は学校にも礼拝にも行けず、家の台所さえ使えなかった。約70年後、孫娘たちが、農村の少女や女性が月経で人生を狭められないようにと、安価で土に還るナプキンを作っている。
出典の性質:MIT Technology Review / P2 独立メディア(MIT Technology Review)/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- Saathiのナプキンは収穫後に捨てられるバナナ茎の繊維から作られ、使用後6か月で分解する(プラ製の1200倍速)。バナナ茎を農家から買って追加所得を生み、周縁女性を雇用、都市プレミアム/農村補助の循環モデルで25万人超に届いた。創業者カゲツは2022 Waislitz Global Citizen Awardを受け、UNESCOにも取り上げられた。P1 独立評価(UNESCO/Global Citizen) / UNESCO / Global Citizen
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
監視中(未確定のため評価に入れていない事項)
- 使用率向上・リーチ規模の独立検証(自己申告が混じる部分)。
これから(評価には含めない)
- 農村展開とNGO連携の拡大、他の吸収製品への応用。
問い直しの視点
中核の+は、女性――とりわけ農村の――の月経衛生アクセスと尊厳、周縁女性の雇用・農家の追加所得(人)、そしてプラスチック廃棄の削減(自然)で、CNN、MIT Technology Review、UNESCO、Global Citizenという独立の裏づけがある。一方、生理用品の使用率向上などの数値には自己申告が混じり、リーチ規模の独立検証はこれから。
出典
+N1MIT Technology Review|月経で小屋に隔離された祖母パールヴァティ・アイヤルの世代から、孫娘たちが安価な生分解性ナプキンで月経の制約をなくす|2017-06-27|🔗
+作用UNESCO / Global Citizen|バナナ繊維の生分解性ナプキン(6か月分解)・農家所得・女性雇用・25万人超・Waislitz Global Citizen Award 2022|2022-08-04|🔗
この評価の読み方
A 独立検証された+があり、確定した−が無い
B +に寄る。独立の裏づけがある
C 混在。確定−が上限を作る/未検証が多い
D 重大な確定−が上限を作る
E 深刻な−が組織の中心に及ぶ
F 深刻・体系的で救いの+が乏しい
G 極限的な事例のみ
評価の対象外 中核の目的が違法な主体
判定保留 +−とも独立材料が乏しい
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。