Sinergia Animal(シネルジア・アニマル)は、2017年に設立され、ブラジルを本拠に、中南米(アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ウルグアイ)と東南アジア(インドネシア、マレーシア、タイ)の8か国で活動する国際動物保護NGOだ。工場畜産が急拡大するグローバル・サウス——世界の卵の約8割を産む地域——に的を絞る。手法は多層的で、企業への対話と圧力でケージフリーや豚の妊娠ストール廃止を引き出し、学校などで植物性の食を広げ、潜入調査で実態を暴き、『Banks for Animals』では20を超える銀行に工場畜産への融資を見直すよう迫る。設立以来190を超える企業宣言を引き出し(Zen Groupは6か国300店超でケージフリーへ)、年におよそ1.13億の動物に届き、約4,600万ドルを工場畜産から引き揚げ、年260万食の植物性の食を提供してきた。Animal Charity Evaluatorsは7年連続で同団体を推奨している。
●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
Sinergia Animalはグローバル・サウスの畜産動物に、声を。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q3時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
ひとりの物語(N1)
+ before → after
工場畜産が急拡大するアジアで、採卵鶏はケージに閉じ込められる(before)。Sinergiaの1年がかりのキャンペーンにより、レストラン大手Zen Groupがタイ・マレーシア・カンボジア・ラオス・フィリピン・日本の300店超でケージフリー卵への移行を表明した(after)。設立以来190超の企業宣言で、年約1.13億の動物に届く。
出典の性質:FarmKind/Effektiv Spenden / P2 独立(第三者)/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- 主な+の物語は上記のN1を参照。独立検証された+作用は順次追記します。
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- アドボカシーゆえ作用は間接で反実仮想の議論がある。設立が2017年と新しく
- 新興国での宣言の履行(実装)の検証は途上。
- 新興国での宣言の履行(実装)の確認、豚・魚の福祉の前進、金融機関への働きかけの成果、plant-based の定着、反実仮想を踏まえた効果の精緻化。
問い直しの視点
+は、工場畜産が拡大するグローバル・サウスの畜産動物(動物)——鶏・豚・魚——への福祉改善という作用で、ACEが7年連続で推奨し約53羽/ドルと費用対効果が高く、しかもこれまで手薄だった地域に新規性がある(グローバル・サウスは世界の卵の約8割を産むのに、ケージフリー宣言は2020年以前は24%しかなかったのが以後51%へ跳ね上がり、その一端をSinergiaらが担った)。留保は、The Humane Leagueと同様にアドボカシーゆえ作用が間接で反実仮想の議論があること、設立が2017年と新しく、新興国での宣言の『履行』の検証がなお途上であること。強い評価とGlobal Southでの新規性を認めつつ、履行検証が途上のためB/中とする。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。