●●○ 中
確定した−は無く、独立検証された+が位置(B)を決めています。到達不可の斜線はありません。=非合算メーター
TriCiclosは「ごみは設計ミス」——廃品回収者に尊厳を。10年ほど前のチリでは「循環経済」という言葉すらほとんど知られておらず、リサイクル可能な資源の多くは、インフラ不足のため埋立地へ送られていた。2009年、食品業界で10年を過ごし民間部門の廃棄の多さに苛立っていたGonzalo Muñozは、Joaquín Arnolds、Manuel Díazとともに、「ごみは設計ミスだ」という前提のもとTriCiclosを立ち上げた。 目に見える顔は「Punto Limpio(クリーンポイント)」——古い輸送コンテナで作られた回収拠点で、市民はTetra Pak・プラスチック・アルミ・段ボールなど12種類超を分別できる。重要なのは、TriCiclosがこれを廃品回収者(ウェイストピッカー)のグループや協同組合とともに運営し、インフォーマルに拾い集めていた人々を、認知された“サービス提供者”であり教育者へと変えていることだ。さらに、製品が作られる前段階で廃棄を設計から排除するよう、メーカーへのコンサルティングも行う。TriCiclosは2011年に北米以外で初の認証B Corpとなり、いまや中南米の約11カ国で展開。創業者はその後、中南米のB Corpムーブメント「Sistema B」を共同創設し、COP25の国連ハイレベル気候チャンピオンを務めた。 レターはB、たしかさは中。未確定の指摘は「監視中」に置いています。(2026-Q2時点・公開情報に基づく試算)
本流のナラティブ
10年ほど前のチリでは「循環経済」という言葉すらほとんど知られておらず、リサイクル可能な資源の多くは、インフラ不足のため埋立地へ送られていた。2009年、食品業界で10年を過ごし民間部門の廃棄の多さに苛立っていたGonzalo Muñozは、Joaquín Arnolds、Manuel Díazとともに、「ごみは設計ミスだ」という前提のもとTriCiclosを立ち上げた。
目に見える顔は「Punto Limpio(クリーンポイント)」——古い輸送コンテナで作られた回収拠点で、市民はTetra Pak・プラスチック・アルミ・段ボールなど12種類超を分別できる。重要なのは、TriCiclosがこれを廃品回収者(ウェイストピッカー)のグループや協同組合とともに運営し、インフォーマルに拾い集めていた人々を、認知された“サービス提供者”であり教育者へと変えていることだ。さらに、製品が作られる前段階で廃棄を設計から排除するよう、メーカーへのコンサルティングも行う。TriCiclosは2011年に北米以外で初の認証B Corpとなり、いまや中南米の約11カ国で展開。創業者はその後、中南米のB Corpムーブメント「Sistema B」を共同創設し、COP25の国連ハイレベル気候チャンピオンを務めた。
ひとりの物語(N1)
+ before → after
チリのある廃品回収者(ウェイストピッカー)にとって、リサイクル可能物を拾い集める仕事は、不安定で、人目を避けるような、軽んじられる労働だった。TriCiclosが協同組合と組んで運営するPunto Limpioでは、その人が認知された“サービス提供者”として、市民に分別を教える役割を担う。Muñozの言葉を借りれば——「回収者は、当たり前にサービス提供者になれるし、なるべきだ」。拾う人が、地域に必要とされる人になる。
出典の性質:World Economic Forum / Rapid Transition Alliance / P3 国際機関プロフィール/+作用は−の埋め合わせには用いていません。
+方向の作用/−方向の作用
+ 方向の作用
- TriCiclosは北米以外で初の認証B Corp(2011)。世界経済フォーラムの循環経済賞「The Circulars」2019(“循環経済のオスカー”)とB Labの「Best for the World」に選ばれた。2013年にチリの小売大手Sodimacと組んだネットワークでは、1年間で17万人超が利用し、Sodimacの推計で1,416,231kgが再生されたとされる(約277万kWhの電力、約1,958万Lの水の節約に相当)。P1 国際的受賞 / World Economic Forum (The Circulars) / B Lab
− 方向の作用(確定)
- 確定−なし。
- 提携依存とスケール
- 回収・削減量の独立検証
- ウェイストピッカーの待遇の持続性
問い直しの視点
モデルは大手ブランドとの提携に依存し、回収量(Sodimac推計の1,416,231kg等)は提携先・自社の報告が中心で、独立した第三者の定量的アウトカム評価はない。スケールとインパクトの深さのバランス、提携依存のもろさが論点。利益(financial)とインパクトの両立という“三つのサイクル”の運用も継続課題。
出典
この評価の読み方
- 到達できる上限(天井):確定した−が上限を決め、独立検証された+がその内側で位置を決めます。+は−を打ち消しません。
- 証拠の重みは対称ではありません:−は確定のみ算入し、係争・指摘の“量”は「監視中」に。+は独立材料で数え、自社の広報は「参考」とします。
- 大きさは価値ではありません:規模は評価に使いません。投資家・株主・制裁・営業秘密などお金や競争にとどまる事柄も評価に入れません。
- 評価(レター)と たしかさ(情報の確からしさ)は別の軸です。